2008年5月13日

日本のフリーソフトの事情とは

日本におけるフリーソフト、フリーウェアには高性能なものが多くあります。その代表例がアーカイバのLHAや、CADソフトのJw_cadである。特にJw_cadは価格が数十万円する市販ソフトよりも操作性がよく、パソコン通信でサポートされる点が優秀とされ、同ソフトを収録したムック本4万部の出荷される人気を集めた。そのためこれに脅威を感じたCADソフトメーカーの申し入れで、1994年に日本パーソナル・コンピュータソフトウェア協会でフリーソフト検討小委員会が設けられて、Jw_cadについて意見が交わされる事態にまで至った。この他にもパソコン通信ターミナルソフトのWTERMなどを代表例として、パソコン雑誌の付録やムック本に収録されて、市販ソフトを凌ぐものが少なからず存在した。

しかし、パソコンのOSの主流がMS-DOSだった頃には日本国内で圧倒的に多数だったフリーウェアも、Microsoft Windowsが普及する頃になると、商用パソコン通信で決済が可能になったことや、開発環境を揃えるのに費用がかかるようになったため、高機能なソフトはシェアウェアの形で発表されることも多くなっていった。